【完全版】Google Ad Grantsの使い方。現役マーケターが教える月1万ドルを使い倒す5つの手順

「Google Ad Grantsの審査に通ったものの、管理画面が複雑すぎて何から手をつければいいかわからない…」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
結論から言うと、Google広告の画面は専門用語が多いものの、NPOがAd Grantsで操作すべきポイントは限られています。正しい手順さえ押さえれば、月1万ドルの無料広告枠は、確実に寄付やボランティア獲得に繋がる武器になります。
ただし、設定画面を触る前に「Ad Grants特有の厳しいルール」を理解しておくことが大前提です。
有料版の広告とは異なり、「アカウント全体のクリック率(CTR)5%以上の維持」や「1語のみのキーワード入稿禁止」といったシステム上の制約があり、これを知らずに設定するとアカウントが凍結されてしまいます。
「独自のルールについて、まだよくわかっていない」という方は、先に以下の記事で基本を押さえておくことを強くおすすめします。

すでにルールを理解している方は、この記事で解説する「確実な初期設定と使い方」を一緒に進めていきましょう。
「専門用語が多くて、自分たちだけで設定するのは怖い」「間違えてアカウントを凍結されたくない」という方へ
記事を読む時間がない方や、実際の画面を見ながら一緒に設定してほしい方は、NPO専門の「オンライン操作レクチャー(スポット相談)」をご活用ください。高額な月額契約は不要で、必要な時だけ専門家を頼っていただけます。
【実践編】Google Ad Grantsの基本的な使い方と初期設定5ステップ
Google Ad Grantsの独自のルールを理解したら、実際の管理画面を使った設定手順に入りましょう。
システム的に迷わず、かつ最短で審査を通過するための5つのステップに分解しました。
STEP1:キャンペーンの作成と「日予算」の設定
まずは、広告の大きな枠組みである「キャンペーン」を作ります。
- 管理画面の左側メニューから「キャンペーン」を選び、「+新しいキャンペーンを作成」をクリックします。
- 目標は「ウェブサイトのトラフィック」などを選びます。
ここで重要なのが「1日の予算(日予算)」です。
Ad Grantsの月額上限は10,000ドルです。これを1ヶ月の平均日数(30.4日)で割ると、1日あたり約329ドルになります。 そのため、予算設定の欄には「329ドル(またはアカウントの通貨設定に合わせた日本円)」を入力してください。これ以上設定してもシステム上意味がなく、これ以下だと月1万ドルの枠を使い切れません。
STEP2:アカウント構造のルール(2つ以上の広告グループ)
キャンペーンの中には「広告グループ」という、キーワードと広告文をまとめる小部屋を作ります。
パソコンの「フォルダ(キャンペーン)」の中に「サブフォルダ(広告グループ)」を作るイメージです。
Google Ad Grantsの必須ルールとして、「1つのキャンペーンにつき、必ず2つ以上の広告グループを作成する」必要があります。
例えば、「保護猫支援キャンペーン」の中に、「寄付を集める広告グループ」と「里親を募集する広告グループ」の2つに分けて作成しましょう。
STEP3:ターゲットに届く「キーワード」の登録
次に、どんな言葉で検索されたときに広告を出すか(キーワード)を登録します。
前述のルール通り、必ず「2語以上」の複合キーワードを登録してください。
ここで知っておくべき専門用語が「マッチタイプ」です。
- 部分一致
- 指定した言葉に関連する幅広い検索で表示される(※無関係な検索も拾うため、CTRが下がりやすく初心者には危険です)。
- フレーズ一致
- 指定した言葉と同じ意味を含む検索で表示される。
安全にCTR5%を維持するために、まずはキーワードを半角のダブルクォーテーションで囲む「”フレーズ一致”(例:”保護猫 寄付”)」で登録することを強く推奨します。
STEP4:クリックしたくなる「広告文」の作成
ユーザーが実際に検索結果で目にするテキスト(広告文)を作成します。
ここでも、Google Ad Grantsの必須ルールとして「1つの広告グループにつき、2つ以上の広告を作成する」必要があります。
- 見出し(最大30文字)
- ユーザーの目を引くキャッチコピー。「保護猫の命を繋ぐご寄付を」など。
- 説明文(最大90文字)
- 具体的な活動内容やメリットを記載します。
- CTA(行動喚起)
- 「まずは詳細をご覧ください」「毎月1000円から支援可能です」など、ユーザーに次にしてほしい行動(Call to Action)を必ず含めましょう。
STEP5:【最重要】コンバージョン(目標)の計測設定
このSTEP5が、その後の運用成果を決める最も重要な設定です。
「ただ広告を出してアクセスが増えた」で終わらせてはいけません。
「広告をクリックした人のうち、何人が実際に問い合わせをしたか? 寄付ボタンを押したか?」
これを計測する設定を「コンバージョン設定」と呼びます。
数字(データ)が取れて初めて、「どのキーワードが成果に繋がっているのか」という論理的な改善が可能になります。
初心者が失敗しやすい「間違った使い方」と対策
ここまで設定できれば、広告は無事に配信されます。
しかし、自力運用で多くのNPOが陥る「落とし穴」があります。プロのサポートが求められる理由もここにあります。
「とりあえず設定して放置」が引き起こす悲劇
最も多い失敗が「初期設定を終えて一安心し、そのまま数ヶ月放置してしまう」ことです。
Webの検索トレンドは日々変化します。放置していると、徐々に広告がクリックされなくなり、ある日突然「CTR5%未満によるアカウント一時停止」のメールが届きます。
広告運用は「作って終わり」ではなく、週に1回、最低でも月に1回は管理画面を開き、データを確認するメンテナンスが必要不可欠です。
「除外キーワード」を使わず予算を無駄遣いする
CTRを高く保つための最大の防御策が「除外キーワードの設定」です。
例えば「NPO 設立」と検索している人は、自分でNPOを作りたい人であり、貴団体に寄付をしてくれる人ではありません。
こういった無関係な検索に対して広告が表示されないように、「設立」「とは」「意味」「無料」といった言葉をあらかじめ「除外」設定しておく操作が必要です。これを怠ると、無駄な表示が増えてシステムからの評価が下がり、最悪の場合は凍結につながります。
まとめ
Google Ad Grantsの使い方は、ただ画面を操作するだけでなく、システム特有のルールを理解した上で設計することが重要です。
- 独自のポリシー
- CTR5%以上の維持、1語キーワードの禁止などの制約を事前に理解しておく。
- 初期設定5ステップ
- キャンペーン構造のルール(2つの広告グループ、2つの広告)を守り、日予算を正しく設定する。
- 運用と改善
- 放置せず、GA4での計測や除外キーワード設定を継続する。
まずは、管理画面を開いて「STEP1:キャンペーンの作成」から手を動かしてみてください。少しずつシステムの構造が見えてくるはずです。
「やっぱり自分たちだけで設定するのは不安…」というご担当者様へ
「マニュアルを見ても、自分の団体の場合はどう設定するのが正解かわからない」
「間違った使い方をして、せっかくのアカウントを凍結されるのが怖い」
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